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#1.自分が受けてきた治療の中で、鍼が1番効果を感じた

若手鍼灸師の活躍をクローズアップする「レボLABO!」 記念すべき第一弾は、女子ラグビーチーム「ARUKAS KUMAGAYA」でコーチ兼ストレングストレーナーとして活躍している 安田竜哉さんにお話を伺いました!

Q1.なぜ、鍼灸師という仕事を選んだのですか?

高校〜大学時代にラグビーをやっていました。怪我をした時に鍼をしてもらい良くなった経験があり、鍼も打てて体を治せるトレーナーになりたいと思い、鍼灸師の資格をとりました。自分が受けてきた治療の中で、鍼が一番効果を感じました。

Q2.今のお仕事に就かれたきっかけは?

鍼灸の学生時代にスポーツ現場で勉強できる場所を探していて、立正大学ラグビー部さんとご縁がありました。鍼灸養成校の在学中に男子ラグビー部でトレーナーを2年経験し、翌年に女子ラグビーのチームが新たに設立させることになり、コーチ兼トレーナーとして就任することとなりました。

ラグビーというスポーツのコーチ業をしながら、ストレングスコーチもやり、けが人が出たら治療をしています。7人制はスタッフが少ないので、様々なスキルを持った人材が必要なんです。もともとコーチという仕事にも興味があったこともあり、現職に就くこととなりました。

Q3.鍼灸の魅力は?

やはり効果の即効性ですね。張っている筋肉をすぐ緩ませることが出来るんです。施術を1回やってみて、効果を感じることが出来た選手はまた受けに来てくれます。また、外傷や障害だけでなく、内科疾患にも使えるところはとても魅力を感じています。ちょっと風邪気味のときにも、はりやお灸を併用することで、症状を改善することができます。「未病」のうちに施術することで重症化することを防ぎ、比較的短期間で健康状態に戻すことが可能というのも鍼灸の魅力です。

※「未病」:わずかに病気の兆候は出ているものの、病気としてはっきり成り立っていない状態。病気になる一歩手前の状態のこと。

Q4.鍼灸の養成校時代はどうでしたか?

出身校である日本鍼灸理療専門学校は、実践的な治療技術をとても丁寧に教えてくれる学校でした。私自身はその中でも解剖学を中心に勉強してきましたが、あのとき勉強したことが今の現場で活きているなと、改めて実感しています。私は夜間課程に通学していたのですが、夜間部は目的が明確な人が多かったと感じています。現場で既に臨床を経験している人が多かったので、色々な人と関わりを持つことが出来、とても刺激的な学生生活でした。あとは友人との飲み会も楽しかったです(笑)

Q5.現在の鍼灸業界に対してどのようにお考えですか?

鍼灸の業界はとても閉鎖的で、他職種との交流を持とうする人が多くありません。業界としては鍼灸を使った研究を積極的に進めて行き、エビデンス(根拠に基づく医療)をもっと発表していくべきだと感じています。

また、鍼灸師は地域と自らもっと連携していき、互いに手を取り合って皆で患者さんのことを考えていきたいです。

現在通っている鍼灸の学生さんには、今受けている授業をしっかり受けて頑張って欲しいと思います。今頑張って勉強していることが、自分自身の財産になり臨床現場で活きてくると思います。

Q6.今後のビジョンは?

今後は大学院に進学したいと考えています。大学院進学の目的の一つに、国士舘大学の教員になりたいという目標があります。研究のテーマは、今現在、トレーニングや予防、コンディショニング、治療など様々なことに取り組んでいるため、どういったことを研究していくかはまだ検討中です。

また、母校でもある国士舘大学で教員となり、テーピングやマッサージ、トレーナーに関する授業を学生達に教えていきたいと考えています。スポーツ現場で学んだことを活かし、価値のある授業を提供し、将来的には「国士舘大学の学生っていいな」と言われるような学生を育成し、国士舘大学の価値を高めていけたら嬉しいです。

《プロフィール》

安田竜哉/Tatsuya Yasuda

H17 国士館大学体育学部体育学科 卒業

H26 学校法人花田学園 日本鍼灸理療専門学校 卒業 立正大学ラグビーチームのトレーナーを経て、現在「ARUKAS KUMAGAYA」のコーチ兼ストレングストレーナーとして活躍中

《取得免許》

中・高保健体育一種免許

鍼灸師、あん摩マッサージ師免許

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